長編コンペティション部門
ジャン=ピエールとナタリー/Irreplaceable ◊ジャパン・プレミア◊
7.16(日)14:00
7.20(木)11:00
<2016年/フランス/102分>
『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼ主演。
巡り合いが生んだ温かな絆。
長年たった一人で田舎の医療に取り組んできたジャン=ピエールは、ある日自身が脳腫瘍であることを知る。自分の代わりは誰にも務まらないと自負してきた彼だったが、仕方なく代理の医師を雇うことを受け入れる。
©Jair Sfez
監督:トマ・リルティ
出演:フランソワ・クリュゼ、マリアンヌ・ドニクール、イザベル・サドヤン、フェリックス・モアティ、クリストフ・オダン、パトリック・デカン、ガイ・フォシェ、マルゴー・ファーブル、ジュリアン・ルーカス
<解説>
フランス映画らしい大人のヒューマンドラマを描いた本作は、日本では「メ~シネマ」作品として、コロナシネマワールド7館にて劇場公開された『ヒポクラテス』(アンスティチュ・フランセ東京で開催されたフランコフォニー映画祭では『ヒポクラテスの子供達』のタイトルで上映)でセザール賞監督賞にノミネートされたトマ・リルティの長編3作目となる。自らが脳腫瘍に侵された医師の主人公ジャン・ピエールを演じるのは、日本でも『最強のふたり』(11)などで知られるフランソワ・クリュゼ。本作の演技でセザール賞主演男優賞にノミネートされた。彼のもとへやって来る新人研修医ナタリーを演じたのは、『美しき諍い女』(91)や『そして僕は恋をする』(96)などのマリアンヌ・ドニクール。『ヒポクラテス』(14)に続いてトマ・リルティ監督作品への出演となる。
©Jair Sfez
監督:トマ・リルティ
医大に在学中に、短編3作品『Quelques heures en hiver』(99)、『Après l’enfance』(02)、『Roue libre』(03)の監督を手掛ける。卒業後、医師として活動する傍ら、映画界でのキャリアもスタート。近年では数々のTVや映画の企画を立ち上げ、『Les yeux bandés』(08)で長編監督デビュー。二作目にあたる『ヒポクラテス』(14)はカンヌ国際映画祭の批評家週間で上映された。ほかに脚本家として『Télé Gaucho』(12)や『Mariage à Mendoza』(12)も手掛けている。