国際コンペティション
マイマザーズアイズ
My Mother’s Eyes
- 上映日時
- 7/16(日)17:30 映像ホール
- 7/20(木)11:00 多目的ホール
- 配信日時
- 7/22(土)10:00 ~ 7/26(水)23:00
本作は作品権利上の都合により、オンラインでの視聴回数には制限があります。映画祭期間中であっても、再生回数が300回に達した時点で配信終了となります。予めご了承ください。
『写真の女』の串田壮史監督が新たに仕掛ける
独創的映像満載のサイコサスペンス。
チェロの演奏家の母・仁美と娘・エリ。ある日、仁美の車が事故を起こす。視力を失った仁美がつけるカメラ内蔵コンタクトレンズと、負傷した病室のエリが装着するVRゴーグルにより、二人はひとつの視覚を共有する。
©2023 PYRAMID FILM INC.
監督:串田壮史
出演:小野あかね、設楽もね、泉拓磨、内田周作、間瀬英正、鯉沼トキ、星耕介
2023年 / 日本 / 95分
絵に描いたような幸せな生活が、徐々に不穏な色を帯び始め、母娘が凄惨な悲劇に見舞われる。ここまでを一気に見せた後、本作の最大の特徴である「ひとつの視覚の共有」を、映画は斬新かつ圧倒的迫力の映像で観客に突きつける。2020年の本映画祭でも『写真の女』(20)が唯一の日本作品として国際コンペティションにノミネートされ、SKIPシティアワードを受賞した串田壮史監督。本作では、そのオリジナリティ溢れるビジュアルにさらに磨きがかけられ、まさに映像体験と呼ぶにふさわしい世界観の作品に仕上がっている。キャスト陣は、主人公の母娘を演じた小野あかねが妖しい魅力、設楽もねも気迫ある熱演を放ち、『写真の女』組の鯉沼トキや大滝樹がしっかりと脇を固める。スタッフも撮影、照明、美術、編集、音響など『写真の女』メンバーが再結集を果たしており、世界で40冠を達成した前作同様、本作も世界中の観客を驚かせ、歓喜させるだろう。
監督:串田壮史
1982年、大阪生まれ。ピラミッドフィルム所属。長編デビュー作『写真の女』(20)は、世界中の映画祭で40冠を達成し、7カ国でのリリースが決定している。同作でSKIPシティアワードを受賞し、本作を製作。
メッセージ
映画は、真実を語るまぼろし。テクノロジーの進化によって、真実とまぼろしの境界がますます曖昧になりゆく現代に、映画は何を語るべきか?映画の魅力が人間の業を肯定することにあるとすれば、それは、まぼろしとわかりつつも、真実の愛を追い求める人間の姿ではないでしょうか。『マイマザーズアイズ』は、まぼろしの身体を通じて、真実の愛に到達する人々の物語です。