特集「SKIPシティ同窓会」
Winny
Winny
- 上映日時
- 7/20(木)17:00 映像ホール
技術者の未来と権利を守るため、
権力やメディアと戦った男たちの真実の物語。
2002年、金子勇は簡単にファイルを共有できるソフト「Winny」を開発、公開をする。しかし、違法コピーした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。
©2023映画「Winny」製作委員会
監督:松本優作
出演:東出昌大、三浦貴大、皆川猿時、和田正人、木竜麻生、池田大、金子大地、阿部進之介、吉田羊、吹越満、吉岡秀隆
配給:KDDI ナカチカ
2023年 / 日本 / 127分
『Noise ノイズ』松本優作監督 2017年長編部門ノミネート
本作は、<47>のハンドルネームでソフトを開発した金子勇氏が著作権法違反幇助の容疑で逮捕された経緯と、彼の弁護団が逮捕に対する不当性を訴えて警察・検察側と全面対決した裁判の行方を描いた作品。ひとりの天才開発者による技術が、国家権力によって潰されてしまった顛末。そして、開発者の権利と未来を守るために、国家権力やマスコミと戦った男たちの実話を基にした物語となっている。Winnyの開発者である金子勇役を演じるのは東出昌大。役作りのために現役の弁護士を交えた模擬裁判を実施し、体重を18kg増量させるなど、徹底したアプローチで撮影に挑んでいる。監督は、自主映画として製作した『Noise ノイズ』(18)が国際映画祭で評価され、『ぜんぶ、ボクのせい』(22)で商業映画デビューを飾った松本優作。これまで、社会の過酷な現場の中で生きる市井の人々を描いてきた松本監督は、金子氏の考えに共鳴し、取材を重ね制作に挑んだ。
監督:松本優作
1992年生まれ、兵庫県出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪に入学し映画制作を始める。2019年に自主映画『Noise ノイズ』で長編映画デビューを果たし、多数の海外映画祭に正式招待される。海外メディアからも高く評価され、ニューヨーク、サンフランシスコで劇場公開される。『ぜんぶ、ボクのせい』(22)で満を持して商業映画デビューを果たし、本作は多数の国内映画賞にノミネートされ、主演・白鳥晴都が第47回報知映画賞にて新人賞を受賞、第29回キネコ国際映画祭ではCIFEJ(国際子ども映画連盟)賞を受賞する。そのほか『日本製造/メイド・イン・ジャパン』(18)、短編映画『バグマティ リバー』(22)、ドラマ「雪女と蟹を食う」(22)、「神様のえこひいき」(22)、「湘南純愛組!」(20)など多数の作品を手掛ける。