国内コンペティション 短編部門

A nu / ア・ニュ ありのままに
A nu: In True Colors

上映日時
7/17(月・祝)10:30 多目的ホール
7/21(金)17:00 映像ホール
配信日時
7/22(土)10:00 ~ 7/26(水)23:00
短編① World Premiere
大切なホワイトデーの思い出。
青春のまぶしさを真っ直ぐに描くCGアニメーション。

春から大学生になる千晴の彼女・祐加は関東の大学へ進学することになった。引っ越しの前日、別れの挨拶に向かう道中、千晴は二人が付き合うきっかけとなった、波乱に満ちた二年前のホワイトデーの一日を思い出す。

©古賀 啓靖

監督:古賀啓靖
声の出演:吉田一晴、千振真生子、渡辺裕太、寺田知優、北川佳歩、望月里彩、柴垣早映子

2023年 / 日本 / 18分

 

お菓子作りが得意な千晴。ホワイトデーの手作りのお返しは、中学の頃の評判を聞いた女子たちからも期待されている。たくさん作ったお菓子を配る中、一番渡したい相手・祐加に渡そうとしたお菓子を、彼女の目の前で他の女子に取られてしまう。手元にはもうお菓子は残っていない。渡すことを一旦は諦めた千晴だったが、友人の励ましを受け、祐加のためだけにお菓子作りを始める…。果たして、日付が変わるまでに彼女に渡すことができるのか…?花吹雪舞い散る路上や、学校の廊下や教室に差し込む美しい光。丁寧に作りこまれた世界を背景に、登場人物たちの二度と戻らぬ青春の日々をテンポよく描く。古賀啓靖監督は、立命館大学映像学部在学中、卒業制作と並行し2年もの歳月をかけ、ほぼひとりで初めてのアニメーション作品として本作を完成させた。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。


監督:古賀啓靖

監督:古賀啓靖

2000年、兵庫県西宮市出身。立命館大学映像学部に所属し、在学中は実写映像の制作だけでなく、CGソフトなども使用し、表現媒体にとらわれない作品作りにも挑戦した。また、ソフビ人形製造工程のデジタルアーカイブを題材にした卒業研究において、立命館大学映像学会より奨励賞を受賞。コロナ禍中に本作に用いられた3DCGソフトBlenderを使用し始め、現在に至る。

メッセージ

本作は大学生活最後の2年間を使い、卒業制作と並行しながら制作しました。他者と関わることの大切さと、その信頼のもとで生まれる、自分らしくあることの素晴らしさを真っ直ぐに描くことに挑戦しました。コロナ禍の中で初めてアニメーション制作に挑み、光と構図にこだわって制作することができました。至らない点も多いですが、全力でぶつかった作品ですので最後まで楽しんでいただけましたら幸いです。


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