特集「SKIPシティ同窓会」
浅田家!
The Asadas
- 上映日時
- 7/21(金)17:30 多目的ホール
「一生にあと一枚しか、写真を撮れないとしたら?」
彼が選んだのは、“家族”だった――
両親、兄と共にコスプレした家族写真を撮影した写真集「浅田家」で脚光を浴びた浅田政志は、プロの写真家となるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんな時、東日本大震災が発生する。
©2020「浅田家!」製作委員会
監督:中野量太
出演:二宮和也、妻夫木聡、黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満
配給:東宝
2020年 / 日本 / 127分
『チチを撮りに』中野量太監督 2012年長編部門監督賞、SKIPシティアワード受賞
父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの”“家族でやってみたいこと”をテーマに様々なシチュエーションでコスプレして撮影、ユニークな《家族写真》を世に送り出した写真家・浅田政志。普通の家族が、消防士、レーサー、極道などに全力で成り切った姿を収めた写真集「浅田家」は、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した。本作は、この「浅田家」と、東日本大震災の津波で泥だらけになった写真を洗浄し元の持ち主に返すボランティア活動に参加した浅田政志が、作業に励む人々を約2年間にわたって撮影した「アルバムのチカラ」の2冊の写真集を原案に、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で第41回報知映画賞作品賞、第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞ほか、その年の映画賞を総なめにした中野量太監督が、実話に基づき独自の目線で紡いだオリジナルストーリー作品である。
監督:中野量太
1973年生まれ、京都育ち。大学卒業後、日本映画学校に入学し3年間映画作りの面白さに浸る。2012年、自主長編映画『チチを撮りに』が本映画祭で監督賞とSKIPシティアワードを受賞、ベルリン国際映画祭に招待され、国内外で14冠。2016年、商業デビュー作『湯を沸かすほどの熱い愛』が日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞など6部門受賞、国内映画賞で35冠、米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選ばれる。2019年、初の原作モノとなる『長いお別れ』がロングランヒットに。2020年、『浅田家!』が日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など8部門受賞。フランスで観客動員25万人を超えるヒットに。独自の感性と視点で、家族を描き続けている。