特集「SKIPシティ同窓会」
ワタシの中の彼女
She is Me, I am Her
- 上映日時
- 7/21（金）11:00 多目的ホール
一人になってしまっても、ひとりぼっちじゃない
人生を見つめ直す40代主婦。リモートワークの孤独を抱えた30代独身OL。女優の夢を失った20代風俗嬢。盲目になり、過去にすがる40代実家暮らしの女。コロナ禍の4人の女たちを、女優・菜葉菜が演じる。
©T-Artist
監督：中村真夕
出演：菜 葉 菜、占部房子、草野康太、好井まさお、浅田美代子、上村侑
配給：ティー・アーティスト
2022年 / 日本 / 69分
『ハリヨの夏』中村真夕監督 2006年長編部門ノミネート
2020年に短編映画として発表した『4人のあいだで』が大阪アジアン映画祭でJapan Cuts Awardスペシャルメンションを受賞し、ニューヨークのJapan Cuts映画祭など数々の国内外の映画祭で話題になり、それをきっかけに短編映画4編からなるオムニバス映画として誕生した本作。キャストには、甲斐さやか監督の『赤い雪』（19）、廣木隆一監督の『夕方のおともだち』（21）など立て続けに話題作に主演している菜葉菜のほか、それぞれの物語で浅田美代子、占部房子、草野康太、好井まさお、上村侑など実力派俳優たちが共演している。監督は2006年の本映画祭長編部門にノミネートした『ハリヨの夏』でデビュー以来、ドラマとドキュメンタリーの境界を越えて常に斬新な作品を世に送り出し、国内外の映画祭で⾼い評価を受ける中村真⼣。前作に当たる『親密な他⼈』（21）では、コロナ禍を生きる孤独なシングルマザーの女性とオレオレ詐欺に手を染める青年との不思議な関係を描いた心理サスペンス映画として注目を集めた。
監督：中村真夕
16歳で単身、ロンドンに留学。ロンドン大学を卒業後、ニューヨークに渡る。コロンビア大学大学院を卒業後、ニューヨーク大学大学院で映画を学ぶ。高良健吾の映画デビュー作『ハリヨの夏』（06）で監督デビュー。釜山国際映画祭コンペティション部⾨に招待される。2011年、浜松の日系ブラジル人の若者たちを追ったドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち～デカセギの子どもに生まれて～』を監督。2014年、福島の原発20キロ圏内にたったひとりで残り、動物たちと暮す男性を追ったドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』を監督。モントリオール世界映画祭に招待され、全国公開される。続編『ナオトいまもひとりっきり2020』（20）は山形国際ドキュメンタリー映画祭「ともにある Cinema with Us 2021」部⾨で上映される。ドキュメンタリー映画『愛国者に気をつけろ！鈴木邦男』（19）は、2020年2月にポレポレ東中野で異例の2週間連日満席記録を更新した。第34回東京国際映画祭 “Nippon Cinema Now” 部⾨に正式招待された『親密な他人』（21）が、渋谷ユーロスペースほか全国公開された。
