国内コンペティション 短編部門
野ざらされる人生へ
To a Hard Life
- 上映日時
- 7/17(月・祝)10:30 多目的ホール
- 7/21(金)17:00 映像ホール
- 配信日時
- 7/22(土)10:00 ~ 7/26(水)23:00
「こんなはずじゃなかった!」
想定外の展開に空回りする男の大渋滞コメディ。
SNSで他人を中傷して憂さ晴らしをするだけが日課のたけし。ある朝目覚めると、見たこともない全く別人の姿になっていた。その容姿に満足できないものの、以前の自分よりはマシだと考えナンパに繰り出すが…。
©2023kurokishi film
監督:永里健太朗
出演:白土りょうすけ、ジョニー高山、藤岡範子、CHIHIRO、濵田瞳、永里健太朗
2023年 / 日本 / 40分
自分の人生に対する不満や、コンプレックス、妬み、僻み…。それらは誰でも抱えている普遍的な感情として、古今東西多くの物語で描かれてきた。だが本作はそんなドラマのお決まりの展開をあえて外し、冴えない主人公が突然別人になったと思ったら、やはり今ひとつ冴えない男だった…という冒頭の展開からも、作り手の遊び心や野心が存分に感じられる。しかし実はそんな不条理の連続こそが、ままならない人生そのものなのかも知れない。そう思うと、白土りょうすけとジョニー高山が演じる、身近にいたら辟易してしまいそうなキャラクターも、次第に愛おしくなってくる。iPhoneで撮影した本作を手掛けた永里健太朗監督は、俳優のほか、舞台の脚本、演出や映像制作と幅広く活動しており、本作にはバーテンダー役で出演もしている。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:永里健太朗
役者を志して鹿児島から上京し2008年に初舞台を踏む。役者のほかに、コメディを中心に短編舞台の脚本・演出を約20本手掛ける。2019年には脚本・演出・出演の初長編舞台を公演。役者としては映画・ドラマ・CMなどでも活動している。2020年からはスマホを使って短編映画を製作している
メッセージ
初めまして。永里健太朗と申します。普段は役者をやっておりまして脚本家としても今まで観たことのない設定や展開や物語を中心に舞台、映画の脚本を書いてきました。この作品も観たことはない物語になっているかと思います。映画は自由であって正解はないのですからこれからも観たことのない物語を作っていけるよう精進して参ります。