長編コンペティション部門
タンナ/Tanna◊ジャパン・プレミア◊
7.18(月・祝)14:00
7.21(木)17:30
<2015年/オーストラリア、バヌアツ/104分>
南太平洋バヌアツで起こった悲しい物語。
実話をもとに描かれる、秘境の恋。
タンナ島で暮らす少女ワワは、族長の孫ダインと恋に落ちる。しかし部族間の争いが激しくなり、和平協定として別の部族の男と婚約させられてしまう。部族のしきたりと愛情の狭間に立たされた二人は…。
©2015 Contact Films
監督:ベントレー・ディーン、マーティン・バトラー
出演:ムンガウ・ダイン、マリエ・ワワ、マルセリン・ロフィト、チーフ・チャーリー・カーラ、アルビ・ナンジャ、リンガイ・コイワ、ダドワ・ムンガウ、リネッテ・ヨワイン、カパン・クック、チーフ・ムンガウ・ヨーカイ、チーフ・ミクム・タイナコウ
<解説>
南太平洋に位置するバヌアツ共和国で史上初めて全編にわたり撮影された作品。監督のベントレー・ディーンとマーティン・バトラーにとって、この作品はオーストラリア先住民を撮影したドキュメンタリー二作品『Contact』(10・未)「First Footprint」(13・TV・未)に続く3度目のコラボレーションとなる。実際に7か月を現地で過ごし、出演者のほとんどに現地に住む住民を起用し、実際の首長に首長の役を、占術師には占術師の役を演じさせるといった手法に、両監督のドキュメンタリー制作での経験が活かされている。2015年のヴェネツィア国際映画祭の批評家週間のコンペティション部門で上映され、最優秀作品賞にあたる観客賞を受賞したほか、ロンドン映画祭、ロッテルダム国際映画祭など数々の映画祭で上映された。
監督:ベントレー・ディーン
フリーの監督及びカメラマンとして活躍した後、2001年よりSBS製作の国際情報番組「Dateline」の制作に携わる。以後、「Anatomy of a Coup」(03),「The President Versus David Hicks」(04), 『The Siege』(07)、「A Well-Founded Fear」(08)などのドキュメンタリーを制作し、数々の賞を授賞。共同監督であるマーティン・バトラーとはオーストラリア先住民を追ったドキュメンタリー『Contact』(10)、TVドキュメンタリー・シリーズ「First Footprints」(13)に続く3度目のコラボレーション。
監督:マーティン・バトラー
オックスフォード大学で政治学と経済学を学ぶ。1981年にオーストラリアに移住後25年間、ABC製作のTV番組「Four Corners」、「Foreign Correspondent」(13)、SBS製作「Dateline」などの制作に携わる。本作の共同監督であるベントレー・ディーンとは、『Contact』(10)、TVドキュメンタリー・シリーズ「First Footprints」(13)に続く3度目のコラボレーション。