長編コンペティション部門
ニュー・クラスメイト/The New Classmate◊ジャパン・プレミア◊
7.17(日)14:00
7.20(水)11:00
<2015年/インド/96分>
未来への希望を捨ててはいけない。
身分も学歴も超える、母の愛。
メイドで生計を立てるチャンダは、劣等生の娘アプーが気がかり。ある日、アプーが学校を辞め自分もメイドになると言い出しショックを受ける。チャンダは娘と同じクラスに入学し、勉強で対決することを決める。
©Films Boutique
監督:アシュヴィニー・アイヤル・ティワーリー
出演:スワラー・バースカル、リヤー・シュクラー、ラトナー・パータク・シャー、パンカジ・トリパティ
<解説>
本映画祭では史上初めてノミネートとなる、映画大国インドから届いた作品。この作品で監督デビューを飾ったアシュヴィニー・アイヤル・ティワーリーは、カースト制度が廃止された現在でも、階級格差や差別が根深く残るインドにおいて、教育によって娘の世界が広がってゆくことを願う母の愛を、女性監督らしいきめ細やかさで描き出している。本作は、2015年のロンドン映画祭やローマ国際映画祭といった映画祭で上映され、好評を博した。また、2013年の大ヒット作品『ラーンジャナー』や『Tanu Weds Manu』(11・未)の演技などで、本国では数々の賞を獲得している、母・チャンダを演じたスワラー・バースカルの気品ある美しさも見逃せない。
監督:アシュヴィニー・アイヤル・ティワーリー
世界的に著名な広告代理店レオ・バーネットにて、インドと東南アジアを中心に16年間エージェントとして働いた経験を持ち、カンヌライオンズ、ニューヨーク・フェスティバル、ワンショー、クリオ、D&ADなどの広告賞を受賞。短編映画『What’s for Breakfast?』(13)がダダサヘブ・ファルケ賞を受賞し、注目される。すでにボリウッドで最も期待される女性監督のひとりとして活躍しており、現在父と娘の関係を描く小説「ホームワーク」を執筆中。映画化もすでに決定している。